コンビニでラミネート加工はできない？代替手段を徹底解剖！

コンビニでのラミネート加工の現状

結論から言うと、大手コンビニ（セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンなど）では、一般的にラミネート加工サービスは提供されていません。マルチコピー機は印刷やスキャンには対応していますが、ラミネート機能は搭載されていないのが実情です。

コンビニによって印刷サービスやプリント形式の幅には差がありますが、ラミネート加工に関しては未対応が共通点です。キンコーズや一部の大型商業施設内のサービスカウンターなど、専門的な加工機器が必要なサービスは提供されていません。

ラミネートを希望する場合、カメラのキタムラ、キンコーズ、または文具専門店（東急ハンズやロフト）などがおすすめです。また、地元の印刷店でも依頼できる場合があり、地域密着型の店舗を探すのも一つの手段です。

自宅でラミネート加工を行うには、「セルフラミネートフィルム」を使用する方法と、ラミネーター機を使用する方法の2種類があります。前者はフィルムを貼るだけの簡単な方法で、後者は熱を使って加工します。

ラミネーター機を使う場合は、対応サイズ（A4/A3/名刺など）とフィルムの厚さ（100～150ミクロンが一般的）を確認しましょう。フィルムの光沢やマットの選択も、用途に応じて調整が可能です。

メリットは、手軽でコストパフォーマンスが良く、急ぎの対応ができる点です。一方デメリットとしては、初期費用（機器購入）と仕上がりの品質が店舗加工より劣る点があります。

カメラのキタムラでは、A4サイズで1枚あたり300～400円前後で対応している店舗が多いです。ただし、すべての店舗がラミネートサービスを提供しているわけではないため、事前にWebサイトや電話で確認するのが確実です。

ダイソーでは「セルフラミネートフィルム」の販売はありますが、店舗での加工サービスはありません。100円ローソンでも同様に、加工ではなくアイテム販売のみです。

「ラミネート加工 ○○市（地域名）」と検索すると、地元の印刷所やコピーサービス、文房具店がヒットすることがあります。Googleマップや地域情報サイトを活用して、近場で対応可能な店舗を探すのがおすすめです。

キンコーズではA4で1枚200〜300円、東急ハンズでは300円前後、地元の印刷所では内容により150〜400円と幅があります。大量枚数を依頼する場合、割引がある店舗も存在します。

ラミネーター本体の価格は3,000～10,000円程度、フィルムは100枚入りで1,000円前後です。1枚あたり10円～20円程度で加工可能になるため、頻繁に使うなら自宅の方が経済的です。

A3サイズや特殊サイズになると加工料金が上がる傾向があります。名刺サイズやA6以下であれば、比較的安価に済むケースが多いため、用途に応じたサイズ選定がコストを左右します。

アイリスオーヤマ、ナカバヤシ、コクヨなどのメーカーが人気で、機種によっては立ち上がり時間が短く、電源ONから数分で使えるタイプも。温度調整やジャム防止機能付きのモデルが便利です。

繰り返しになりますが、コンビニではラミネーターの設置はされていません。コピー機に似た外観で混同されがちですが、まったく異なる機器であり、店員が対応するサービスでもないため注意が必要です。

業務用は厚手フィルムや大量処理に対応しており、1日100枚以上の処理も可能。反面、家庭用はコストやコンパクトさを重視しており、連続稼働時間や処理速度に制限があります。

セリアやダイソーでは、A4・A5・名刺サイズなどのセルフラミネートフィルムが販売されています。熱不要で簡単に加工でき、緊急用途や一時的な保護に最適です。

フィルムの厚みはやや薄めで、耐久性に欠ける場合もありますが、日常使用では問題ないレベル。台紙付きで位置合わせがしやすい商品もあり、初心者でも扱いやすい点が魅力です。

100均では定規やカッター、角丸カッターなど、ラミネートの仕上げに便利なアイテムも揃います。仕上がりを美しくするためのひと手間に役立ちます。

（続き：ラミネート加工の完成品活用、納期と作業時間など）